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下塗り

中村 誠司
サイディングボード下地処理下塗り建材別の対処方法

塗装で一番気を使うのが、前回ブログに書いた下地処理と、もう一つ下塗りの選定です。

塗装は下地が命ですからね。

そしてセンスが出ます。

白いのが下塗りです。

塗りムラがありませんよね。

これセンスです。

塗れば良い、てものではありません。

綺麗に塗る=長持ちする…です。

根拠はありません(笑)。

さて現在塗り替えをするお宅の80〜90%がサイディングです。

サイディングに使われている塗料は何か知っていますか?

とあるハウスメーカーは無機塗料だったりフッ素だったりします。

しかし建て売り住宅やローコスト住宅では、そういった高級な塗料を使うサイディングが張ってある事は稀です。いや無いと言えます。

下塗りの選定を考えた時、私が何を基準に選ぶかご紹介します。

当然、難付着塗料が使用されているサイディングには専用下塗り材(エポキシ樹脂)。

その下のグレードで水性のエポキシ系下塗り材。

経年劣化がひどい場合は、浸透形エポキシ系下塗り材で仮に下塗りをした後、水性エポキシ系下塗り材、または難付着サイディング用のエポキシ樹脂下塗り材を使用しています。

オーバースペックだと言えます。

ただ最初にも述べたように、塗装は下塗りが命なんです。

塗装をシリコンにするかフッ素にするか無機にするか、よりどんな下塗り材を使うかのほうが重要です。

とくに最初の塗装工事で失敗すると、後々大変な事になります。

ここにDIYの怖さがあるんです。

どうぞ慎重に業者を選んでいただければ、と思います。

先日、こんな話がありました。

創美の事務所から少し離れた住宅街。

造園屋さんの依頼で外構の塗装が膨らんでいるので見てもらえないか?とのこと。

見に行ってきました。

ジョリパットが鏝仕上げされた外構が風船のように膨らんでいました。

「あちゃー…。」と思い、お施主様宅をピンポン。

「家を塗り替えた時に、来ていたペンキ屋さんが余った材料で塗っていった。」と。

ハウスメーカーで外壁塗装を工事し、見積りに入っていなかった外構を小遣い稼ぎで塗らせたらしいのです。

私は言いました。

施工する箇所によって専用の材料があるのだから、それを使わないといけません、と。

お施主様は言いました。

ペンキ屋さんだからそれぐらい知っているだろう、と。

いやいやいやいや。

それを知らない人が多いんです。

私もまだまだ勉強不足の面もありますが、それなりに勉強しています、と言いました。

お施主様は言葉を失っていました。

こちらのお宅の場合、上塗り材ももちろんですが、下塗りの選定も間違えているんだと思います。

まともに頑張っているお店も多くありますが、今流行りの「職人直営」とか「えせ地域密着」とかのお店はどうなんですかね?

塗装屋さんは、一級塗装技能士という国家資格がありますが、これは最低ラインの基準です。無くても作業できますし、自分のお店を持つ事もできます。もちろん資格など無くても立派な職人さんもいます。

何度かブログに書きましたが、無いよりはマシ、な資格です。試験に落ちる人は相当酷い人だけですので…。

さて、下塗りの選定はオーバースペックだと書きました。私はエポキシ樹脂の信者ですので、下塗りの下塗りにもエポキシを使うことがあるほどです。

そうしないと傷んだ外壁に密着させることができませんので。

下塗りの役目は、塗装する面と上塗り材との密着と、下地作りだと言えます。

是非、創美の下塗りを試してみてください。

瀬戸市・尾張旭市・長久手市周辺で外壁塗装・防水工事をお考えなら創美なご相談ください。

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