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下塗りの種類②

中村 誠司
下地処理下塗り手抜き工事撲滅日記業者選び

前回の下塗りのご紹介は、カチオンシーラーと微弾性フィラーでした。

もう用途での使い分けはだいたいお分かりいただけたかと思います。

今回はこれ

水性エポキシ系の下塗り材です。

現在、一般的な住宅塗装工事の多くはサイディングで、70%〜を占めています。

特殊なサイディングを除いては、こちらの下塗り材を使っています。

希釈率は0〜15%となっておりますが、創美では無希釈…。

無希釈のほうが、サイディングの傷みを隠ぺいできるので、仕上がりが綺麗になります。

ただ無希釈がいいかというとそうではなく、下地処理が的確に施され、下塗り材が吸い込まない状態でないと意味がありません。

僕がエポキシ系の下塗り材を使う理由は、水分に強く、強力な接着力があるからです。

強力な接着力は、膨れや剥がれの塗装事故を起こしません。

そして下地処理に溶剤系のエポキシを使用するのも、水分に強い溶剤系でより下地を強化でき、水分などを含ませないようにしたいのです。

長持ちの秘訣は「下地の強化」これに尽きます。

このあたりのフレーズもまた真似されるんだろうなぁ…。

いま、僕は実験用に切れ端のサイディングを雨ざらしにして、ボロボロになるまで傷めつけています。

ボロくなった表面に、そのまま下塗り材を塗っても意味がないことを証明するための実験。

特にボロくなった表面は、顔料が入った下塗り材では隠ぺいできません。

気の毒に、とある塗装工事中の家の前を通ると、明らかに用途が別の下塗り材が置かれていました。

「違うでしょ」と思いながら通りましたが、どうにもなりませんもんね…。

最近、巷の安請け合いの業者様でした。

工事に対する無知も、いわゆる手抜き工事と言っても良いと思います。

手抜き工事撲滅委員会委員長の創美です。

もっと良い工事を広めていきたいと思います。

今日はこれぐらいで…次回は下塗りでも別の下塗りをご紹介します。