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塗装職人

中村 誠司
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ヨーロッパでは特殊塗装の職人さんの地位が高いそうです。

なぜかというと、昔のヨーロッパでは教会や聖堂など宗教的な建物の装飾や復元などに、特殊塗装の職人さんの技術が必要だったのだそうです。当然、「高度な技術」を持つ職人さんは腕の見せどころだったのでしょう。

また貴族なども、自分の屋敷などを同じ技術で塗装したがったのだそう…いいですね。

特殊塗装や特殊左官などの材料は、どこか煌びやかで模様なども引き込まれる感があります。

何せ、塗装職人の社会的な地位が高い…というのが、凄く素敵です。

日本はというと…

僕が塗装屋さんになってすぐのこと…

団地の階段で作業していた時のこと…子供とお母さんが階段を降りてきました。

「気をつけて通ってね」と言った時に信じられない言葉を聞いてしまいました。

お母さんが子供に「勉強しないとペンキ屋さんにしかなれないよ」と言ったのが聞こえてしまいました…

まあ、確かにそうですけど…?

本当のことなので何も言えませんが、僕にとっては衝撃的な言葉でした。

別件もありますが、それは別の機会に。

最初は、塗装職人なんてアルバイトで始めたことだったので、愛着なんてありませんでしたが、いつしか楽しい仕事…になってましたね。

22歳で結婚して23歳で長男が生まれ、翌年には次男も…そのよく年には家も建て、生活の糧のため塗装屋をやっていました。

だけど自分の家を持つと「家を大事にしたい」「塗装はなるべく先延ばしにしたい」そんな気持ちも分かります(笑)

だけど塗装は家を守る大事な作業なので…というのは塗装屋さんの言い分で、大金を使う外壁塗装は、やらないでいいのであれば、なるべくやりたくないのが現実です。

分かりますよ…。

僕もそうです。

お客様からしたら塗装屋さんはサービス業みたいな感覚なのかもしれません。特に最近は多くの塗装屋さんができ、サービス合戦になっているので、特にそうなのかも。

僕は特殊塗装や特殊左官に出会う前…「職人の社会的地位の向上」を目標に10年以上やってきました。

外壁のデザイン塗装も、その「やってきた事」の一つ。

お客様にとっての価値…が創美にしかできないことであれば、どんな言葉をならべる営業マンより、塗り板一枚を見てもらえればわかるのです。

「創美さんで塗装したい」と思っていただければ、僕たちの存在価値が上がる…いなくなったら困る…創美の真似をしたい職人が増える…必要とされる職人集団でありたいと思っています。

特殊塗装・左官もやれる人が少なく、気軽にやれる値段ではないため、まだまだ普及していません。

でも5年10年後を見ていてください。

必ず増えます。最近、その兆候が見えてきています。

その時、やれる職人の数は少ないままです。たぶん。

日本の職人さんの社会的地位が上がる…その方法は…