いつものサイディング補修
中村 誠司
今回のサイディングは、ニチハの12ミリ塗装板のサイディングと四方合いじゃくり16ミリのサイディングです。四方合いじゃくりとはコーナー材と窓周り以外にシーリングが無い壁になります。
ただ壁のジョイント部分、切削されている箇所が水を吸収しやすいことから、写真のような塗装の膜が破れたり、膨れたりしてしまいます。これは、サイディングに混入されている木片やセメント系の材質が雨水を含んで膨張することで起こります。
大抵の塗装屋さんは、このまま下塗りをしていきます。知らないということは怖い事です。
一度水を吸収したサイディングはパサパサになってしまうんです。その上に下塗り材を塗ってもパサパサは止まりません。
なので、できるだけ削り取ってから浸透形のシーラーを吸い込ませ、その後に下塗りをしていきますと、より安全な仕事になっていきます。
知ってか知らずか、4度塗りを謳う業者でも、削り取ることはしないでしょう。
今回の現場は丸2日掛かりました。
そしていつもの…。
現場加工したサイディングの切り口は水切りの上に持ってきますので、切り口から同じ現象が起こるんです。サイディングメーカーは切り口の塗装を推奨しています。施工会社もしっかり管理して欲しいものですよね。
一般のお客様はそんなこと知るはずもありません。我々工事屋が、しっかりと管理、施工できるように勉強しなければ…。
さあ、附帯部分は錆止めから始まって中塗りまで進んでいます。明日から養生です。
今回は無地のサイディングは二液型シリコンの単色塗り。
タイル調模様のサイディングは2〜3色塗りからゴマ粒を吹き付けます。お洒落になりますよ!
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