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下塗り塗料

中村 誠司
塗装の材料について

今回のブログは、創美が提案させて頂いている塗装仕様の下塗り材。簡単に4種類あります。

RSバリア。

RSバリアは、主に鉄部用下塗り材として使用します。少し緩めな材料なため、基本無希釈で部分的に塗り重ねることもあるほどです。弱溶剤で臭気が多少あるものの、他メーカーと比べると全然臭いません。また他の使用用途として、サイディング補修の下塗りにも。この場合は浸透形の下塗り材と併用しています。微細クラックは水を含んだサイディングの内容物が膨らんでできてしまうもので、しっかり浸透形のシーラーを吸い込ませてからRSバリアで蓋をします。プラスチック系の下塗りに使用することもあります。

あと耐久年数が長いと謳うガルバリウム鋼板。鋼板自体は耐久年数が長いかもしれませんが、上の塗装が良くない事が多くあります。カビ汚れが取れなかったり、チョーキングしてきたり…。そんなガルバリウムに対する密着も抜群でガルバリウム塗り替え用下塗り材としても仕様を組みます。

次にRSフィラー。ヒビ割れの多いモルタル造やコンクリートのお宅に提案させていただいています。壁からの雨漏りに対して、一番伸び率が高く追従性も高い材料で、ヒビ割れしやすいモルタルやコンクリートのお宅にもってこい。厚付仕様の防水性はピカイチです。RS専用塗料はどの下塗り材に対しても、全ての上塗り材を適用可能としています。なので提案する業者次第で多くのパターンが出来上がります。

RSサーフは鉄筋コンクリート造、モルタル造、ALCやサイディングの建物など、幅広く使用できる下塗り材です。滑らかな肌触りの仕上がりが期待できます。中部地方では、このRSサーフが一番売れているようですよ。近年の高級仕上げサイディングには適用できませんが、いろんな用途に使用できるのは業者としては魅力なのかも。在庫を持てますからね。これも地域性があるのか、車中心の製造業が多い中部地方ならでは、なのかもしれません。

最後にRSプライマー。

この材料はめちゃくちゃ良いです。既設の壁が塗装の場合に多く使用します。スタッコや吹き付けタイル、リシン壁など、いろんな旧塗膜に対応しています。水性のエポキシ下塗り材で臭気が少なく肌触りもツルツル。

RSサーフよりも適正下地が幅広くなっています。今まであまり使う機会が無かったのですが、これから活躍しそうです…しかし少し硬くて塗りにくく腱鞘炎になりそうなほどです(笑)。そんなRSプライマーでも、微細なクラックが入ったサイディングなどは、やはり浸透形のシーラーとの併用になりますね。

と言った具合の4種類の下塗り材に、4月から万能プライマーが加わる予定です。こちらは最近流行りの高機能仕上げサイディングに適応した下塗り材になります。光触媒や有機無機ハイブリッド型の塗装に適応しています。早く出ないかなぁ。

瀬戸、尾張旭市周辺の皆様、こだわって建てた家、下塗りにこだわる創美 で新築の輝きを蘇らせませんか?