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下塗りの下塗り②

中村 誠司
サイディング補修下地処理下塗り塗装の材料について業者選び

以前こんなブログを書きました。下塗りの下塗り

下の写真は去年のY様邸です。

南に面した外壁は、表面がかなり良くない状態でした。

Y様邸のブログでも書いたと思いますが、浸透シーラーで既設外壁の塗装表面を固めたい、と…

それから下の写真の下塗りに取り掛かります。

下塗りはあくまでも上塗り材(中塗り)と下地をくっ付ける役割のものです。

下地が良くない状態で下塗りを塗っても、下地と下塗りがしっかり密着していなければ、塗装工事をしても意味がありません。

膨れたり剥がれたりしますからね。

塗装ってピンキリなんです。

塗装屋さんもピンキリですね。

同じシリコンを塗っても、シリコンの機能を発揮させることができるかどうかは塗装屋さんの腕次第。

工程も必要な部分は増やさないと。これ当たり前です。

工事を考える際、塗料を選ぶのも大事な要素の一つですが、どんな工事をするか工事屋さんに聞くのもありですね。

でも僕の場合、当たり前の事しか言いませんけど…。

※タスペーサーを入れます。

※シーリングはジョイントは撤去打ち替え、窓周りは増し打ち。

※壁や屋根は3回塗り。

なぜか?必要だからやるんですが「そこまでやらなくていいから安くしろ」と言われた事があります。

他の業者は3回塗りなのに、同じぐらいの値段で、なんで創美は4回も塗るんだ?もっと安くできるだろう、という事だと思います。

カビや苔が発生したサイディングは根っこが深く入り込み、塗装表面が削れ落ちています。

これを顔料(白いもの)が入った下塗り材を直接塗ったら、水分や溶剤成分だけ吸い込み、顔料だけが表面で固まります。いえ固まりきらず、また捲れます。早い段階で。

全面やらないで、部分的にやるだけなら量は知れているので安全のためやるだけです。

下塗りの下塗りは余分な仕事のようで、大切な作業です。

サイディングクリヤーは新築から10年以内というのは、塗装表面が削れたサイディングの下塗りの下塗りができず、こういった下地処理ができないからです。

綺麗なようで結構傷んでいるのがサイディングです。

このようにはっきり見えれば説明しやすいんですが…。

塗装をして綺麗になるのは当たり前。

綺麗にして、少しでも長持ちさせるのは塗料のグレードではなく、下地の処理の仕方です。

下地処理はこれだけではありません。これ以上聞きたい方は問い合わせください。(お客様に限ります。)

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