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シーリング

中村 誠司
2018年11月 尾張旭市S様邸施工日誌

ただ今、尾張旭市S様邸ではシーリング作業が進行中です。

築13年だったと思いますが、やはり傷んでいますね。上の写真はまだ良い方で、シーリングの厚みが薄い所は切れて、中のハットジョイナーが見えている所が見られます。

写真の上の部分、青いテープが貼られているのがハットジョイナーです。下はバックアップ材が押し込まれていました。

防水シートがしっかり貼られていれば雨漏りは大丈夫、とは言い切れませんが、シーリングの切れは雨漏りに直接起因するものですから気をつけて家の周りを見てみてくださいね。

そして何故かハットジョイナーの長さが足りないところが多く、バックアップ材が入れてあります。

あんまり良い仕事とはいえません。

こちらのハウスメーカーはあまり良い噂がありません。ローコスト住宅が謳い文句なんでしょうが、業者にケチると仕事で跳ね返ってきます。建築業界は、工事金額の大半が人件費で締めます。人件費を削るとどういう事が起きるか…。想像できると思います。安さを謳い文句にする業者には気をつけなければいけません。

さてシーリング打ちがたくさんあり、なかなか進まず困っています。以前お願いしていたシーリング屋さんが廃業してしまったうえ、9月の台風での雨漏り対応で、シーリング屋さんがまったくつかまりません。

泣き言ばかり言っていてはいけないので、頑張って進めるのみです。

現在使っているオートンイクシード。昔の投稿でオートンイクシードを載せたと思います。水分反応硬化型で次に使う際に湿気だけでも固まってしまうというデメリットがあります。別のシーリング材を探そうと思っていて、候補が二つほどありますが採用には時間を要しますし、間違いなくオートンイクシードは良い物ですので難しいのかなぁ…とも思っています。

シーリング材の伸縮性を保たせるために入っている可塑剤、この可塑剤は経年でシーリング材外部に流出します。これによりシーリング材が汚染されたり、伸縮性を失って切れてしまいます。

オートンイクシードは、この可塑剤を配合せずにLSポリマーなるものを配合して、長期耐用年数を実現しているそうです。

LSポリマー…なんじゃそりゃ、です。

「長期間持つシーリング材など無駄、塗料が持たない」そんな事を言う塗装の営業マンがいるみたいですね。

創美では、塗装を長期間シーリングの割れに追従する工夫をしています…。特別な事ではありませんので問い合わせ先の塗装工事屋さんに聞いてみてください。

創美に聞いてみたい方はこちらからお問い合わせ くださいね。