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無機塗料2

中村 誠司
アドバイス外壁塗装屋根塗装日記業者選び

前回ブログでは、創美で現在使用している無機塗料のご紹介をしました。

セミフロンスーパーシリーズです。

宮古島で耐候性の試験をしている機関がありまして、実際にさまざまな塗り板や、成分分析表、試験結果を見させていただきました。

宮古島は本土の3倍の紫外線なのだそうです。

たくさんの並べられた塗り板を見させていただき、その中でも飛び抜けて良かったのがKFケミカルのセミフロンスーパーシリーズだったのです。

どのメーカーが良くて、どのメーカーが悪かったか…などはブログでは詳しくは言えませんが、こっそり教えることはできますのでお訪ねください。

そしてエスケー化研と日本ペイントは、最近は無機シリコンになったとお伝えしました。

フッ素塗料が少なくなってきているのには、どうもフッ素樹脂が高いとの話しをよく聞きます。

この先無くなるのでしょうか?フッ素は従来のシリコン樹脂塗料に比べて耐久性が高いことも、自社での施工で実証されているので、無くなってしまうことに、少し不安はあります。

それが理由なのか最近はどのメーカーも無機塗料推しになっていて、高耐久仕様の塗装工事が多くなっております。

その中でKFケミカルが「期待耐候年数表記」をやめたのです…

無機塗料を横並びにして保証年数でカテゴリー分けをしました。

なぜかというと、とあるメーカーが「期待耐候年数25〜30年」など、ちょっと眉唾物の表記で売っているから。僕も「そこまで言うの⁉︎」と思っていたので、激しく同意です。

お客様への提案として、今のところ無機塗料3種類を出すことはないですが、「期待耐候年数」の説明がしやすくなったので、これはこれですごく良いことだと思いました。

無機塗料の最大の強みは塗膜が固く、汚れにくくて丈夫なことです。逆に塗膜が固いので、割れやすいのが最大の弱点になります。

ただただ「期待耐候年数」を売りにするのも考えものですね。たとえばサイディングだと表面だけ塗装すれば良い…という問題ではないですからね。

建物を知り、構造を知り、建材を知る…また職人を知る

僕は…というか、創美は現場に始まり現場に終わる…常に現場(お客様のお家)を大事にし、現場から聞こえる声に耳を(お家の弱点を探る)傾けています。