実は下塗りが大事
中村 誠司
塗装で大事なのは下地処理と下塗りです。
良い下地を作ってしっかりと下塗りを塗ってから、選んだ塗料の機能が発揮されます。
なぜエポキシ系の含浸タイプのものを下地処理に使うかと言いますと…
雨や紫外線で傷んだ外壁は水分を吸い込みやすくなっています。そこに下塗りを直に塗ったとしても、水分や溶剤分だけ吸い込み、下塗りの顔料が表面に残ります。
顔料だけ残ると硬化しても強度を保てません。
ですので吸い込み止めとして、透明で含浸タイプの下地処理材をつかうのです。
そうすると基材と塗料の密着が期待できます。
エポキシの硬化剤によって基本性能が変わるようですが、基本的にエポキシは水分や薬品に強く、耐熱性や耐湿性に優れています。
とあるサイディングメーカーの話しでは、サイディングの裏にも下塗り材を塗るようで、反りや内部からのひび割れに対策している、と聞いています。
その下塗り材が関西ペイントだということです。
塗料の性能、下塗りの密着からして関西ペイントは抜きん出ていると感じています。ただ高い…。
そして10年以上前の僕は日本ペイント派でした。
そして、いつの日か関西ペイントの下塗り材の信者になっていました。
創美の倉庫には、あらゆる下塗り材が揃っています。
※カチオンシーラー
※エポキシシーラー
弱溶剤・強溶剤・水性
※水性微弾性の下地調整材、水性弾性下地調整材
大分類に分けるとこんな感じ。
またこれを細かく使い分けます。
その話はまた後日。