下塗り材を塗る前…
中村 誠司
塗装で大事なのでは、下地処理と下塗り材です。
高圧洗浄を「下地処理」と言い切っていた業者さん…
まあ…まあ…下地処理の一つではありますけどね…。
でもね…もっと勉強したいですよね?
現在、僕たちが行っている塗装は、公共工事などの標準塗装仕様書では「左官工事」に分類されているんですが、それを知っているの人はいるんでしょうか?(笑)
むか〜しむかしの外壁の吹き付け、塗装は左官屋さんの仕事だったんですよ。
塗装屋さんは、内部塗装(枠や建具)内装の壁など、外部では破風や鉄骨などを塗装していました。
面白いもので、左官屋さんは塗装屋さんに外部の仕事を奪われ、タイル張りも一時期流行ったんですが、タイル屋さんなる人達に奪われました。
今では、左官屋さんは絶滅危惧種(←言い方が合っているか分かりませんが…)です。
左官屋さんが仕上げた壁を塗装したことが無い人は、下地処理の概念が無いかもしれませんね。
何せセメントやモルタルの上に、そのまま下塗りをしても捲れることがあります。
サイディングでもモルタル壁でも大事なのはこれ!
いつもお伝えしております…
そうです。含浸するタイプの下地処理です。
これをやっておくと下塗り材との密着が良くなります。
創美で使う下塗り材は、基本的にはエポキシの2液型を使います。
ALCなどのパワーボードと言われるものは微弾性の下塗り材、場合によってカチオンシーラーを使います。
カチオンシーラーはなかなか使わないのですが、レパートリーには入れてあります。
長くなりますと読んでいただけなくなるので、今回はこれで終わります。
次回ブログでは、下塗り材の種類をご紹介します。