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塗ってはいけないもの

中村 誠司
セキスイ瓦U2023年5月 瀬戸市K様邸ニチハ パミール屋根カバー工法屋根の割れ業者選び雨漏り

今月の前半に終了した、瀬戸市内K様のご近所の方からお問い合わせをいただきました。

「屋根を足場無しで塗ってほしい」…とりあえず見せてくださいと言って、見させていただきました。

屋根ですので、ペガサスロッドで見ないと何も言えません。

新入社員Kを連れて写真を撮り、お客様に見ていただきましたが…上の写真が現状です。穴がボコボコに開き、割れが無数にあります。大変なことです。

タブレットで現状を見て説明させていただきました。その時は、こちらの言うことを信じてくださり、塗れないことを承知してくださったようですが、その後に補修の提案をしたら「塗ってもらわないと困る」と言われるんです…困りました。

お客様の言い分…10年ほど前に、飛び込みで塗装業者が来て屋根を足場無しで塗っていった。その時に破風も一緒に塗った、なぜ今回は塗れないのか⁈と厳しく言われました。

僕の説明…セキスイ瓦Uは、アスベストが使われていないため建材自体が脆く、層間剥離してしまいます。塗装してもすぐに傷んでしまうんです。お金をドブに捨てるようなものですので、割れの補修だけにしておきましょう。このようにお伝えしました。

お客様…じゃあ、なぜ前回は塗装したんだ?

僕…知識が無い業者さんが塗装してしまったんですね。

お客様…今まで持っているじゃないか?

僕…いや、割れているし穴が空いています。この穴は、塗装屋さんが開けた穴だと思いますよ。

堂々巡りになってきてしまいましたので「塗装のお見積もりも出します。だけどお薦めはしません。」

塗装のために乗るだけで割れてしまうセキスイ瓦U…。

そして雨が多い時期になると現れるのが、訪問販売業者です。「瓦がズレている」「板金が外れている」などと言って不安を煽り、高額な工事をしていきます。

訪問販売業者の全てを否定するつもりはありませんが、肯定もしません。実際に詐欺に合っている方がいますので…。

絶対に塗装してはいけない屋根材、セキスイ瓦Uも含まれます。お気をつけください。