ケレン
ケレンが続いています。ケレンとは、塗装作業における素地調整、塗膜を何でどこまで削るかによって種類分けされています。一般的(外壁塗装専門店の解説では)に鉄部の錆落とし的な意味合いとしても使われる言葉です。
右側はケレン後でしっかりと傷がつき、とても良い作業がされています。
K社員(一級建築士)が入社して、もうすぐ一カ月になりますが、「ケレン」という言葉を聞くとビクッとなります(笑)。ケレンが嫌いになったみたい。
こんなにケレンが続くのは、まず稀です。
同級生のS社様、現在進行中のK様。
S社様は、屋根・壁全部です。
K様も外壁のガルバが、少し錆び気味なので塗装となりました。
K社員と一緒に作業をしながら、ケレンの大事さを教え込みます。
図面を書くことや間取りを決めること、デザインなどを決めていくことはできても、どのように作業が進められているのかは、建築士さんは分からないのです。
以前、雨漏り診断を頼まれて行ったのは良いのですが、他社様の建築士さんが口を挟んでくるので、雨漏り場所の特定ができませんでした。
これは、漏る場所に水をかけていても「あっちに掛けて、こっちに掛けて」と確認をせずに場所を変えさせられてしまったためです。
「もう…邪魔しないでほしいよ…」僕の心の叫びです(笑)
そんな建築士さんは、ケレンを知ってはいるけど、どの道具でどのようにすれば良いのかは、分からないのです。
だから身をもって作業をして、身体に染み込ませます。
でも嫌がらずに、そして休まずに働くので、給料に反映させないといけませんね。
以前の職場ではエースだったようで、上司には重宝がられ、後輩には「出世する先輩」と思われていたようですが、真面目に文句も言わずにやるからですね…もう一人のKに、見習ってほしいものです(泣)。
とりあえずどちらの現場もケレンは完了したので、錆止めの塗装、中塗りに取り掛かっています。
さあ今日はしっかり休んで、明日からまた頑張ろう。