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ペンキ屋さん

中村 誠司
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ここ数年の塗装業界はどうかしています。

このままでは本当の塗装屋さんはいなくなり、仕事を知らない職人さんだらけになるような気がしています。

ペンキを塗ることは誰でもできます。本当の塗装を知るということは、いろんな経験をし、失敗もして、何事も無かったようにリカバリーできることです。

失敗しないように手を打つことも当然やらなければいけません。

3回塗ればいいだろう、ではダメなんですよね…。

「あなたの会社は何回塗りですか?」と聞いてくるお客様がいます。僕にとってはとても残念な質問です。

他社様は値段をバンバン下げて仕事の質も下げる…

最近の工事後の塗り替えられた家を見ると、手が掛けられていないのが分かります。でも3回塗っているのかもしれません。

「値段の下げ過ぎだな…」そう見える時があります。それ以前に職人さんが仕事を知らないのかも…。

値段を安くしても業者は儲けているんですが、その分職人はもらえるお金を削られています。貰えるお金を削られると仕事を端折ります。

自社職人とかいいながら、職人をちゃんと雇っている会社なんてありませんからね。

そして自社施工…ある意味自社施工でしょう。下請け使っても自社で請負うわけですから。下請けさんは責任が無いですから仕事を端折っても関係ない訳です。

「管理をしっかりします」そう言うかもしれませんが、しっかり管理している会社も少ないのではないでしょうか?

お客様には分かりませんからね。

とにかく、何でもかんでも塗装屋をエンドユーザー向けに仕立てるメーカーもどきの会社やコンサル会社は、ビジネスとして外壁塗装に参入しています。

そういう会社さんからしたら、塗装に志しを求めるのもおかしな話しなんでしょうね。

まあ、僕は僕なりに頑張ります。