サイディングクリヤー不具合
中村 誠司
サイディングクリヤーは、あまり好きではありません。
通りがかりのお宅でしたが、サイディングクリヤーが塗られたこのお宅。塗装をしてから2〜3年というところでしょうか?
白ボケているのが分かりますか?
このようなお宅を多く見かけます。
以前、サイディングクリヤーではありませんでしたが、マンション外壁で石目調の塗装にクリヤーを塗る仕事がありました。
創美は綺麗に仕上がったんですが、お隣で工事していた業者さんは同様の仕様で、上の写真のようにクリヤーが白ボケてしまいました。
当時使用していたメーカーは日本ペイント。
ニッペの営業さんは、「創美さんは白化しないのに、◯◯さんが白化するのはおかしい。」とのこと。
確かに塗料の製造ロットも同じだし、同じような日程で進んでいたので、そうなりますよね…。
写真のように白ボケてしまうと、リカバリーできません。剥離するか塗り潰すか…悲惨な末路が待ち構えています。
湿気を抱き込むからなのか、下地に湿気があったからなのか、白ボケる理由はイマイチわかりませんが、どこで誰がなってもおかしくはありません。
僕の中では、下地に多少の湿気があると起こる…そう思いました。
またこんなことが起こるから、タイル調塗装を突き詰めて行きたいと思っています。
タイル調塗装は数軒続きます。