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できることをやるのみ!

中村 誠司
2020年8月 瀬戸市O様邸サイディングクリヤー

先日、多治見市の「モザイクタイルミュージアム」に行ってきました。

お客様に良い提案ができるよう、色合いを勉強するため美術館あたりに行きたかったんですが、奥さんが「多治見のモザイクタイルミュージアムなら行ってもいいよ。」と上から目線で返事をしてきたので、仕方なく行くことにしたんです。

蒸し暑いし、駐車場から遠いし(300mくらいです)、建物が見えてもクネクネ降る道だし…。

こんな小さい建物に綺麗な色合いがあるのか?と思いながら歩いていきます。さらに4階から見てくださいとの事…めんどくさい…。

しかし中に入ると…

なんか汚い…というか、昔懐かしい流し台やトイレ。全てモザイクタイルが張られています。

「へぇー、面白い」

次は3階へ。

世界のモザイクタイル展は、やはりワクワクするものでした。

素敵な色合い、細かい作業。

僕たち塗装に携わる者たちは、ここまで芸術的なものは求められないけど、少しだけセンスを磨けばお客様に喜んでもらえる仕事ができるんじゃないか、同じ白でもセンスの良い映える白で提案できればお客様が喜ぶんじゃないか、そんなことを考えながら見る事ができました。

僕は、塗装はただ塗るだけじゃなく、お洒落な雰囲気を味わえるものしたいなぁと…。お客様が家に帰って一回家を眺めてから入る、そんな家にするお手伝いをしたいと思っています。

そして…

最後の2階には、普段使いのタイルがブースごとに張られていて、綺麗でお洒落なタイル達が僕の職人魂を揺さぶります。

「お〜これいいじゃん!」

多色塗りを求めるお客様のお手伝いをするための感性を磨けたかなぁ…⁈

ほんとにお洒落なタイルがたくさんあるんですね!

自分の家にもタイル張りたいなぁ…でもタイルは高いから無理です!(笑)

でも塗装なら!で創美を思い出してくださいね!

もう少し涼しくなったら自分の家に面白い塗装をします。またご紹介しますね!

そうそう、今作業中の瀬戸市O様邸。

このサイディング、築10年でサイディングクリヤーを塗るにはギリギリです。

それでも1回目のクリヤーは足場段差によるつなぎ目がバッチリ出てしまい、仕上げがセミグロスなので、みっともない仕上がりになりそうでした。

そこでどうしたか…とうぜんクリヤーを一回多く塗ります。

サイディングクリヤーは基本2回塗り。

セミグロス仕上げとなると、シビアな仕上げを要求されます。足場段差による繋ぎ目が出やすいんです。

通常は下塗りにグロス、仕上げにセミグロスですが、グロス、グロス、セミグロスの3回塗り。

いやー普通ですけどね!

それにしてもいい仕事したいですね!

前にサイディングクリヤーは築10年まで、と書きました。

まずチョーキングが出ているサイディングは×です。

チョーキングが出ているということは、表面に色ムラがあります。濃いところ薄くなってしまったところがあると、仕上げても綺麗になりません。

それと表面が細かく剥がれていたりしますので、大層な補修が必要になります…そこまでお金をかけるなら塗装でタイル模様を出しましょう。味のある手仕上げ感のある外壁になりますよ。

そしてサイディングクリヤーなので、シーリングは当然後打ちです。

今回、関西ペイントのプレシャスクリヤーを使用しています。

しっかり肉厚な塗膜になっていますので、長い期間持つでしょう。

関西ペイントの技術さんが自身を持って世に送り出した商品です。「他社には絶対負けません!」と言っていたので、付帯部にはフッ素を使いました。

さぁ〜外壁か付帯部かどちらが長持ちするか見ものです。

創美は創美。

僕たちは地域や仲間のためにできることをやるのみです。

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