上塗りは何使う⁈(ウレタン編)
20年前の最先端塗料はウレタン!
日本ペイントから…
ファインウレタンU100という弱溶剤の材料が発売されて、仕上がり艶・密着感共に申し分ない塗料という評判で、瞬く間に皆んなが使うようになりました。
付帯部や外壁、どこにでも塗装できる便利さは作業効率を高め、お客様も納得していただけるものでした。
どちらが早かったのか知りませんが、各メーカーからもウレタン塗料が出てきたけど、日本ペイント一人勝ちの印象ですね。
ただ…どこにでもいるんですね…ファインウレタンは2液型の反応硬化タイプですが、硬化剤を入れずに塗装する不届者が現れます。
当時、とある元請けの専務も、得意げに「硬化剤入れなくても乾くよ!」などと言っていました。
誰がそんなことするかよ!こんなこと言うから、その専務さんに嫌われました(笑)そんな手抜きするやつに嫌われてもいいですけどね。
そして外壁に使われたのは、こちらも日本ペイントの…
これはまあまあ使いました。
マンション系の改修工事はしばらくこの系統を使用していましたね。
むしろ戸建て改修のほうがシリコンの使いだしは早かった気がします。
というか、ウレタンはファインウレタンが頑張っていて、水性ウレタンはあっという間に終わって、すぐにシリコンのイメージ…。
それもあり、僕はお見積りにウレタンを並べるのには抵抗があります。
メーカーさんにもよりますが、フッ素や無機塗料の中塗りにはウレタンを使う仕様があります。
ウレタンの特性として、密着と弾力性に優れている、そして水分に強いということが挙げられます。
ウレタン系の下塗り材もありますし、塗膜防水などはウレタンが多く使われます。
確か車の塗料もウレタンですからね。
バンパーもウレタン。内装にもウレタンが多く使われています。
建築用の塗料のウレタンは弱いイメージですが、世の中には多くのウレタン樹脂が使われているので、バカにはできません。
未だに外壁にはシリコンやフッ素を塗って、付帯部にウレタンを使う業者もいます。
ただでさえ付帯部の塗装は傷みやすいのにグレードを下げるなんて…
その辺の確認は必要ですから気をつけてください。