ブログ

上塗りは何使う⁈(アクリル編)

中村 誠司
外壁塗装手抜き工事撲滅日記業者選び

僕が塗装屋を始めた36〜7年前に外壁に使われていた塗料はアクリルばかりでしたね。

↑の写真は水性アクリルですが…

昔使われていたのは強溶剤の、ラッカーシンナーというもので伸ばすものです。そして吹付けが多く、身体中粉だらけ、シンナーの臭いがぷんぷんしてました。

そうですねぇ…27〜8歳頃までは、そんな材料ばかりでした。

当時は錆止めに関しては、鉛系のものが多かったですね。

鉛廃絶の動きが多い中、現在ではまったく見なくなりました。昔は鉛筆の芯にも鉛が使われていましたが、今は入っていないのじゃないかなぁ…。

何せ時代が変わって、一般の住宅で使われる塗料は強溶剤から弱溶剤や水性塗料に変化していきました。

ずいぶん前に、改修工事にはアクリルの吹付けから単層弾性のアクリル塗料が使われるようになりました。

予算に応じて、リシン(艶消しアクリル塗料に骨材が入ったもの)→アクリル吹付けタイル→単層弾性…今でいうところのシリコン→フッ素→無機みたいなものでしょうか…。

そうそう…何故外壁に模様を付けたがったのかというと、昔はサイディングではなくモルタル壁が多く、そのまま色を付けるという概念が無かったのですよ。

まずは模様ですね。

今の塗装屋さんをやるためには、技術はそこまで必要ありませんかね…。なんでもローラーで塗れるし複雑な仕上げがありません。外壁もサイディングが多いのでコロコロ塗るだけ…。

時代が悪いです。ただ壁を塗るマシーンと化して作業をしないとご飯が食べられません。

僕は塗装職人の社会的地位と生活の向上を目指しています。

だから技術が必要なデザイン塗装を研究しているし、常に新しいことを考えるんです。お客様に選んでもらえるように…。

そのために良い仕事を提供し、絶対にお客様に迷惑がかかる仕事をしないのが僕のモットーで、並大抵な職人さんでは僕の下で務まりません。 

今回のブログは僕が歩んできた創業当時に使われていた塗料、アクリル塗料の話しですが、当時から「塗り替えは10年」と言われていました。ただアクリルは5年もするとチョーキングが発生してしまいます。

少しでも長持ちさせるために大事なことは、ここでもメーカーが定める容量や用法をしっかりと守ることです。

最後には、毎回↑のフレーズが出てきます(笑)

次はウレタン〜ですね。