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尾張旭市A様邸

中村 誠司
2021年9月 尾張旭市A様邸下塗り光触媒用下塗り材

もう少しで完了となります尾張旭市A様邸。

現地調査に伺った時、チョーキングが酷く「あれ⁈」と思いました。

お客様とよくよく話しをしてみると、前回の塗装で光触媒を塗ったとのこと…。

光触媒は当時、画期的な塗料として売り出されました。

紫外線で塗料表面を分解して、汚れを洗い流す。

⬆︎の写真のようなチョーキングです。

光触媒は塗膜が硬く割れやすい。汚れを流すのに汚れているように見える。

時が経ってみると欠点の多い塗料だと分かりました。

光触媒塗料を扱っていたTOTOさんは撤退。

光触媒最大手のTOTOさんが撤退したのです。

A様には光触媒の上に塗装をする、ということのリスクを説明して、納得して頂いた上での工事になります。

当然下塗りには専用の塗料を使います。

今回A様邸は、チョーキングが酷い南面や東・西は、この下塗り材を2回塗って、しっかりと紫外線透過を防ぐ形をとりました。

…膨れたりしたら怖いですからね。

何とか長持ちさせたいと思います。

A様は現地調査に行った際、僕の取った行動で、創美で工事すると決めてくださいました。何の気なしにした事でしたが、そんなことになるとは…。有難いことです。

感謝感謝です。

当時、高価だった光触媒での塗装も、今となっては…。

お客様から申告しないと大変なことになりますので、お気をつけください。

光触媒の上に塗装するということに「大丈夫だろう」はありません。

新しい塗装で、完全に紫外線透過を防げれば良いのですが、安易な仕様を組むと膨れや剥がれが発生します。

これは旧塗膜が、フッ素や無機塗料でも同じです。塗装屋さんには、しっかりとした仕様を組んで工事してもらってください。

A様邸では、その他不具合がありました。

何故か胴差し(1階と2階の間にある板)の塗装が簡単に剥がれる。

これを見ると下地処理の大切さが分かりますよね。

ご主人の想いに応えるためにも、しっかりと修正して塗装しました。

あとはバルコニー防水を残すのみ、もう少しご不自由お掛けしますが、宜しくお願い致します。

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