無機塗料
Y様邸では、KFケミカルというメーカーの無機塗料で塗装をしております。
コストパフォーマンスは最高の材料です。
関西ペイントの無機塗料だと、ずいぶんと値段が高く跳ね上がります。
KFケミカルのセミフロンスーパーアクアⅡという水性の塗料になります。
これですね。
無機塗料と言っても、フッ素に無機成分が入っているというもの。
凄くこってりしていて、2液混合形ですが、掻き混ぜるのに苦労します。
ただ、水で希釈しなくても塗料が偏らず、均一に塗れて、すごく塗り易い不思議な塗料です。
そんなこんなで貴重な晴れ間に、防水屋さんとシーリング屋さんと絡む外壁は終われました。
この暑さになってきましたので、さすがに作業効率は落ちますね。
人も終わりのない暑さに思えて脳が蕩けそうになります。
あ…もともと蕩けてるかも!
僕が塗装屋を始めた35年前は、シンナー臭がキツい塗料が多かったですからね。
こちらのY様邸でも、乾式シーリング、いわゆるガスケットには強溶剤の下塗り材を塗ってあります。
この前のNa様邸でも鉄部に塩ビシートが貼ってあり、錆止めとして強溶剤をしようしています。
これはゴム成分やビニール成分に含まれる可塑剤というものが、塗装表面に移行することを防ぐために塗ってあります。
ゴム成分やビニール成分には、柔らかさ柔軟性を保つために可塑剤という成分が含まれています。普通に水性や弱溶剤を塗ると、可塑剤が表面に移行して黒ずみやベタベタとする感触が出てきてしまいます。
それを防ぐのが強溶剤の下塗りです。
ゴム成分の表面に塗ると、塗装面で可塑剤の移行を止めてくれます。
ほんの少し知っているだけで、粗悪な仕事になることを未然に防ぎます。
そう考えると業者選びは難しいですね。
洗浄の写真ですが「壁から30㌢のところから真っ直ぐに水を当てるように」とKに教えています。写真では少し斜めになっていますので、下からもしっかり当てます。
当たり前の事をKには伝えていますが、なかには屋根があっても1時間や2時間で洗浄が終わる業者さんもいます。30分ほどで終わる業者さんもいます…(汗)
さて、今日は日曜日ですが養生しっ放しで雨が降り続くので心が痛い…ということで剥がせる養生を取りに行ってきます。
そして先日はご契約とご成約、ありがとうございました。
ご契約いただいたお客様。3軒並びで3軒ともご契約頂きました。ありがとうございました。
以前、工事させていただいた尾張旭市F様のご紹介でした。ありがとうございました。
昨日は長久手市のお客様。最終の打ち合わせ。
どちらのお客様も
「職人気質の社長が良い仕事をしてくれそうだから」と(実はどちらのお客様も、もっといろいろ誉めていただきましたがこれぐらいで)…。
もちろん頑張らせて頂きます。
年内の工事できる枠も少なくなってきました。お早めにお問い合わせいただければ、と思います。