あの日から
中村 誠司
11年…
今ではすっかり忘れられていそうですが、日本全体が暗く沈んだあの日を、忘れてはいけませんね。
そして今は…またまた複雑な世界情勢です。
正直、僕たちはどうしたらいいのか分かりません。
せめて、困っている人に手を差し伸べ、心に留めておきたいと思います。
震災のあの日から自分を振り返り、環境を変えてきました。
震災の3月11日は、自分を振り返る日としています。絶対に仕事の質は下げない。これは僕の信念なのです。
通りの看板の写真が、作業をする僕の写真にしたのは、「仕事の質を下げない職人集団」という意味合いを持たせています。
安売り店にはできない仕事、安売り店にはない技術と知識があります。
我々建設業者は、もっともっと知識を深めないといけないですね。
僕は、問い合わせの数や工事数が多いのを良いことのように思わない。
だって、もっともっと今より良い工事をしていかないといけないから、反省も研究もしないといけませんし、考える時間も必要ですからね。
お問い合わせが少ないと不安になるし、多いと天狗になる。
そうした考えのズレを修正するのが3.11なんです。